義躰少女―三浦悦子人形写真集
- 作者: 三浦悦子
- 出版社/メーカー: カンゼン
- 発売日: 2003/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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少女のまぶたを縫い合わせる。
四肢をバラバラに切り離し箱につめる。
頭部を金属製の三角錐に据えかえる。
針金で腕を胴体に穴をあけて、くくりつける。
「可愛いから傷つけたくなる」のだという。
ふつう人が目をそむけ、遠ざけておきたい残酷な
行為に悦子の胸はときめいてしまう。きもっ!
たしかに。
飲み会に誘いたくない気持ちはわかる。
悦子のマニアックな話に付き合うのはもうたくさんだ。
暗い。場が盛りさがる。
でもちょっと待ってほしい。
悦子は実は、他の誰よりもお祭り人間なのだ。
アトリエの棚の奥に隠しカメラを設置してみた。
このカメラは人の心のありようを映像に置き換えて
表示する機能を備えている。
カメラが人形を製作する悦子の内面をとらえる。
ノリノリであった(右上の写真)。