北田暁大『責任と正義 リベラリズムの居場所』

責任と正義―リベラリズムの居場所

責任と正義―リベラリズムの居場所

PC内におっこちてたメモの切れっ端。

ハーバーマスルーマンの「行為者の合理性」についての見解の差異。
合理性とは、
ハーバーマス:行為者がもっている能力。
ルーマン:観察者が行為者に帰する前提。行為者が、実際に合理的であるかどうかは関係ない。


責任についての「弱い」理論と「強い」理論との違いは、「行為責任」と「行為の結果に対する責任」
の差異を理論的に有意味なものとして認めるか否か。


第3章【2】
価値と当為の差異
価値:自分の命にかえても困った隣人を助けることは、「よい」ことだ、できればそういうことをする人間でありたい。


当為:命にかえても困った隣人を助けるべきだ(助けられる)。


助けることは「よい」と思っても、実際には助けない。
これは矛盾ではなく、意志が弱いだけ。