開始します。
昼下がり、逗子の中華料理屋「昇龍亭」にて、友人のがくろうおと交わした会話。
がくろうお:今はまってるのは「はてな」の日記を書くこと。朦朧君もやったら?
朦朧:うーん・・・・。なんか今日、力が出ない。
がくろうお:キーワードでひっかかって人から感想がきたりするとすごいうれしい。
朦朧:映画のことや本のことを語るのに、なんかいい切り口はないかなってことはよく考えるよ。
がくろうお:映画とか本とか、朦朧君は、よく何でもすぐ切り捨てるよね。俺、あれができないんだよね。どんな作品でも、ああ、作った人はこういうのが好きだったんだねっていう感じになっちゃう。
朦朧:そういう寛容さを身に付けたいよ、俺は。マイルドになりたい。(笑)
がくろうお:いや、でも俺みたいなスタンスだと、なんも主張できないもん。朦朧君がうらやましいと思うことがある。それに俺はひとつのものに集中できないし。いろいろ雑多に。
朦朧:つい数日前、『スウィング・ガールズ』は30分で退場した。
がくろうお:金払ったら最後まで見ちゃうなあ。
朦朧:切り捨てるのって結局、俺の中にあるいろんなものへの差別の意識だと思う。ああこういうの嫌だな、ダメだよなって自分でよく感じるんだけど、やめることがどうしてもできない。瞬間的だもん。
がくろうお:ははは
朦朧:この俳優さんはこういう生い立ちでしたとか、この映画にはこんな舞台裏がありますとか、いろんな情報を盛り込んで書くっていうことは、他にいくらでもあるからやろうとは思わない。情報もってないし。映画とか本と、現実との関わりってことを考えてしまう。だからといって、たとえば、日常生活でなんかあったとして、そのときに映画のワンシーンを思い出して、ああ映画みたいだなっていうのとも違う・・・・。
がくろうお:いいんじゃないの。
朦朧:とりあえず真似して「はてな」の日記始めようかな。タイトルは「マイルドを学びたい」で。(笑)
というわけで、スタート。