ラケットのない日記

はてな」開始から10日あまり。
カウンターが早くも1000を超えました。
ありがとうございます。
レスが少ないのが悲しいですが(目下たったの2件・・・)。
日記を書きだすと、人はたいへんなことに気付く。
書くことがないのです。
仕事が終わり、学校が終わり、うちに帰る。
ご飯を食べて、一息ついて、さて、そろそろ寝る時間。
長い一日、ステキな出来事の一つや二つまさか見つからない
はずはあるまいと当初は信じてましたが、甘かった。
しかし、ここでくじけるわけにはいきません。
私の周囲には今、何冊かの書物が散らばっているが、
これにばかり頼っていては心許ない。
ときにはその横で、すねて口をとんがらせている
買った覚えのないトンボの消しゴムに注意をむけてみる。
むろん悪あがきですが、他人の悪あがきというのは
見ていて、案外愉快だったりする。以前、テレビで
テニスを観戦していたら、選手が打った勢いでラケッ
トを遠くに放りだしてしまった。
「ラケットがない!ラケットがない!」
騒ぎたてる実況。相手は今にも強烈なリターンをお見舞い
しようと振りかぶる。ラケットをとりにいく時間はない。
その選手はどうしたか。構えを崩さないのです。
ラケットもないのに構えてどうする。
庶民の日記とは、この悪あがきのことなのだと思う。
もうしばらく、お付き合い下さい。